答えを読む前に自分で考える時間を作りたいなら、ChatGPTの学習モードで、一問ずつ質問してもらう方法があります。学習したい内容と今の理解を伝え、ヒント、自分の回答、理由の確認、別の問題での復習を組み合わせます。

この記事では、2026年10月27日に確認した公式手順と、割合を題材にしたオリジナル教材を紹介します。学習モードの回答にも誤りはあり得るため、答えと計算を自分でも確かめます。

通常の会話で学習モードを選ぶ

現在のWeb版の公式案内では、入力欄で「@study」を入力するか、「+」のメニューでstudyを検索し、候補からStudyを選びます。文字を入力するだけでなく、表示された候補を選ぶところまで確認してください。

スマートフォン版では、「+」からStudyを探します。画面構成はアプリの版によって異なります。公式の学習モードの入口から開く方法もあります。

通常のChatGPTの会話が対象で、一時チャット、GPTs、プロジェクトでは利用できません。入口が見つからないときは、まず開いている会話の種類を確認します。

「何が分からないか」から伝える

題材だけでなく、分かっていることと、つまずいているところを伝えます。

割合の計算を学び直したいです。
割り算はできますが、何を分母にするかで迷います。
最初は簡単な問題を一つ出してください。
すぐに答えを見せず、私の考え方を聞いてください。
間違えた場合は、答えの前にヒントを一つください。

「小学生向けに」のような水準の指定もできますが、実際の理解と合わなければ説明を調整します。用語が分からないときは、その語だけを聞き返して構いません。

基本的な依頼の作り方はプロンプトエンジニアリング入門でも扱っています。

課題を伝え、自分で考え、別の問題で理解を確かめる概念図
答えが合ったかに加え、その式を選んだ理由を言葉にします。

割合の教材で、分母を確認する

次の問題を使います。

全体で20人の学習会に、12人が出席しました。出席者は全体の何%ですか。

まず「何を全体と考えるか」を自分で答えます。この問題では20人が全体なので、計算は12÷20×100で60%です。

計算結果だけを送るより、考え方も添えます。

全体の20人を分母にして、12÷20×100で60%と考えました。
分母の選び方と計算の両方を確認してください。

間違えた場合のヒントには、「全体は何人と書かれているか」「12人はその一部か」が考えられます。本記事の見本は、学習の進め方を説明するためのもので、実際の画面で得られた出力ではありません。

正解したら、条件を変えて確かめる

同じ数字を覚えただけになっていないか、別の問題を使います。

30人にアンケートを依頼し、18人から回答がありました。回答率は何%ですか。

この見本も18÷30×100で60%です。ただし、前の問題と答えが同じでも、分母を「依頼した30人」と判断できたかが重要です。

さらに、「回答者18人のうち9人が賛成した場合、回答者に占める賛成者の割合は」と条件を変えると、9÷18×100で50%になります。依頼した全員に対する割合を聞かれた場合は、9÷30×100で30%です。

問題文の対象が変わると分母も変わります。こうした条件の読み取りはAIのファクトチェックにも通じます。

答えを先に出されたときの戻し方

学習モードでも、期待した進め方にならない場合があります。完璧に質問だけを続ける機能だと考えず、次のように調整します。

次の問題は、私が答えるまで正解を出さないでください。
一度に一問だけ出してください。
ヒントを求めた場合も、最初は考える方向だけ示してください。

説明が長すぎれば「まず一文で」、難しければ「身近な例に置き換えて」と頼みます。学習の目的に合わなければ、選択されたStudyを入力欄から外して通常の会話へ戻せます。

復習には、できなかった部分を残す

「割合が分からない」という大きな記録より、「依頼した人数と回答者数のどちらを分母にするか迷った」と書くと、次の練習を決めやすくなります。

記録教材の例
できたこと割り算と百分率への変換
迷ったこと問題文の全体に当たる人数
次の練習対象の違う割合を二つ比べる

英語など別の題材で試す場合は、ChatGPTで英語を練習する方法も参考にしてください。少しずつAIを試す課題は生成AIの7日分の練習問題にまとめています。

自分の理解を確かめながらAIを使いたい方は、RIALAをご覧ください。

参考情報

公式情報の確認日:2026年10月27日。人数と計算問題は本記事用の架空教材です。