英語メールをAIに完成させてもらうだけでは、自分で書けるようになったかを確かめにくくなります。まず短い英文を書き、直す理由を聞き、少し違う場面でもう一度書く。この流れなら、AIの回答を読むだけで終わらない練習にできます。

以下は本記事用の架空教材です。実際の仕事のメールや個人情報を入力せずに試せます。英文には複数の自然な言い方があり、見本は唯一の正解ではありません。

最初に、練習する場面と難しさを伝える

「英語を教えて」より、扱う場面を一つに絞ります。ここでは、相手に資料の確認をお願いする短いメールを題材にします。

仕事で使う短い英語メールを練習したいです。
私は基本的な英文を学び直している段階です。
今日は、相手に資料の確認をお願いする場面を扱います。
私が英文を書くまで、模範解答は出さないでください。
一度に一つの課題を出し、私の回答を待ってください。

初めて使う場合はChatGPTの基本操作を確認してください。通常の会話でも練習できます。問いかけ中心で進めたい場合は、学習モードの使い方も選べます。

自分で書いた文から、直す箇所を確認する

教材として、次の英文を考えます。

Could you checks the draft?

伝えたい意味は「下書きを確認していただけますか」です。助動詞couldの後に置く動詞は原形なので、ここではchecksをcheckへ直します。

Could you check the draft?

このように、変更箇所と理由を分けて確認します。

私の英文について、次の順で説明してください。
1. どのような意味に読めるか
2. 文法上、直す必要がある箇所
3. 必須ではないが、より自然にできる箇所
4. 私の意図を保った短い修正例

元の文にない期限や約束は追加しないでください。

文法上の誤りと、文体の好みを同じ「間違い」として扱わないことが大切です。修正が多すぎるときは、「今回は文法上の誤りだけ」と依頼し直せます。

期限を加える練習では、意味も確かめる

次は、「金曜日までに」という条件を加えます。

Could you check the draft by Friday?

このby Fridayは、金曜日までの期限を表します。仕事で使う場合は、必要に応じて日付やタイムゾーンまで確認します。教材の段階では、元の条件を勝手に具体化させないようにします。

練習する内容確認すること
資料確認を頼むcheckの対象がdraftになっているか
期限を付ける指定した期限が保たれているか
丁寧さを調整する依頼が命令や確約に変わっていないか
依頼の意味を保つ相手に確認を求める文が、自分が対応を約束する文に変わっていないか

日本語へ戻すと意味の違いに気づくことがあります。ただし、同じAIによる翻訳だけで正しさを保証できるわけではありません。重要な表現は辞書や文法資料でも確認します。

自分で英文を書き、理由を聞き、別の場面でもう一度書く練習の概念図
直した文を読むだけでなく、同じ型を別の題材で使います。

別の場面で、同じ型を使ってみる

修正文を覚えた直後は、理解できたように感じやすいものです。対象や条件を変えた課題で、自分が使えるか確かめます。

今の文法を使う、新しい練習問題を一つ出してください。
英文の答えはまだ出さず、日本語の場面だけを示してください。
私が答えたら、同じ間違いが残っているかを確認してください。

例えば「この一覧を確認していただけますか」という場面なら、教材の見本は次の形です。

Could you check this list?

動詞の原形を保ち、目的語を変えています。見本と違う単語を選んでも、意味と文法が適切なら採用できる場合があります。「見本と同じか」だけで判定しないようにします。

復習メモには、直した理由を一行残す

長い添削結果をそのまま保存するより、自分が次に気を付けたい点を短く残します。

自分の文修正理由次の課題
Could you checks…Could you check…couldの後は動詞の原形対象を変えた依頼文を書く

学習を続けるための資料整理にはChatGPTのプロジェクトも使えます。ただし、現在の学習モードは通常の会話が対象で、プロジェクト内では利用できません。保存する資料と練習する場所を分けてください。

実際のメールへ使う際は、宛先、期限、添付、相手への約束を自分で確認します。文章の下書きとして使う手順はAIでメール返信を作る方法で紹介しています。

身近な仕事を題材にAIの使い方を練習したい方は、RIALAをご覧ください。

参考情報

公式情報の確認日:2026年10月27日。英文・課題・見本は本記事用に作成しています。