ChatGPTで面接を練習するときは、応募する職種と練習したい質問を絞り、一問ずつ答えます。回答の後に、具体性・担当範囲・質問への対応を振り返り、自分の言葉で言い直す流れにすると、模範解答を読むだけの練習から進められます。

AIの評価は採用結果の予測ではありません。ここでは架空の職種と経歴を使い、テキストだけで試せる練習と記録表を紹介します。

最初に、面接官役へ条件を渡す

「面接をしてください」だけでは、職種や質問の難しさが定まりません。職種、経験、今回練習する範囲を伝えます。

営業事務を想定した面接練習をしてください。
これは架空の教材です。
照合用の経歴メモ:受注内容の入力、注文書との照合、不明点の営業担当への確認、月末の担当分の処理状況一覧の作成。顧客交渉と条件決定は担当外。処理件数・改善率の記録はありません。
以後、このメモと回答を照合してください。
質問は一度に一つだけ出し、私の回答を待ってください。
私が答える前に模範解答を出さないでください。
回答後は、質問に答えているか、具体性、自分の担当範囲を確認してください。
経歴にない実績や数値を追加しないでください。
採否の予測や合格点は出さず、直す箇所と追加で考える質問を示してください。

実際の練習では、求人票のうち公開されている仕事内容と、自分の経験を整理して使います。氏名、住所、会社の機密情報、他人の個人情報は練習に必要な範囲から外します。

操作に慣れていない場合はChatGPTの使い方を確認してください。

「担当した仕事」を、短く答えてみる

今回の架空の経験は、受注内容の入力、注文書との照合、不明点の確認、月末の処理状況一覧の作成です。顧客との交渉や条件の決定は担当していません。

最初の質問を次のように設定します。

これまで担当した仕事と、進めるうえで確認していたことを教えてください。

曖昧な回答例は次のとおりです。

営業事務を担当し、いろいろな業務を丁寧に進めていました。

何をしたか、何を確認したかが伝わりにくい文章です。架空の素材にある事実だけで、次のように具体化できます。

受注内容の入力と注文書との照合を担当していました。不明な点は営業担当に確認し、月末には自分の担当分の処理状況を一覧にまとめていました。

これは本記事で作成した回答例です。処理件数や改善率の記録は教材にないため、数値を足していません。

評価の言葉より、原文との違いを見る

ChatGPTが「良い回答です」と返しても、その言葉だけで練習を終えないようにします。確認する観点を指定します。

私の回答を次の観点で確認してください。
・質問された内容に答えているか
・具体的な作業が分かるか
・自分の担当と他の人の担当を混ぜていないか
・元の経歴メモにない成果を追加していないか

問題がある箇所は、回答中の表現を示してください。
修正文を完成させる前に、私に一つだけ追加質問をしてください。

「丁寧に対応した」という表現なら、どんな確認をしたかを聞き返してもらいます。ただし、事実のないエピソードを作るための質問ではありません。思い出せない場合は、記録を確認するか、その話を使わない判断をします。

一問ずつ答え、具体性を確認し、自分の言葉で言い直す面接練習の図解

言い直した後に、追加の質問へ答える

一度文章を直したら、同じ内容を見ずに説明してみます。その後で、追加の質問を一つ出してもらいます。

元の回答に含まれる内容追加で考える質問の例
注文書と照合したどの情報を照合していましたか
不明点を確認した何が不明かを、どのように伝えましたか
処理状況を一覧にした一覧には何を記載していましたか
営業担当へ確認した自分で判断せず確認した範囲はどこですか

教材に答えがない問いは、架空の実績で埋めません。自分の実際の経験へ置き換えて練習する際に、確認する項目として使います。

話す練習をする場合も、最初は自分で声に出して読むだけで構いません。音声機能や録音を使う場合は、周囲の人の声や職場の会話を含めないようにします。

練習記録は、直したことを一つ残す

質問最初に答えたこと曖昧だった箇所言い直した内容次に確認する事実
担当業務と確認方法いろいろな業務を丁寧に進めた作業と確認対象が不明入力・注文書との照合・不明点確認実際に照合した項目

この記録は架空例です。点数を積み上げるより、次に同じ質問を受けたときに何を変えるかを残します。

長い回答になった場合は、「事実を削らずに重要な部分を選ぶ案」を相談できます。ただし、短くするために責任範囲や条件が変わっていないかは、自分で確認してください。

職務経歴書と、話した内容をそろえる

書類と回答で担当期間、仕事の範囲、実績が食い違うと、自分でも説明しにくくなります。AIで職務経歴書を整理する方法と合わせ、同じ事実を使っているかを照合します。

自作の成果物を説明する場合は、AIポートフォリオの作り方のように、自分の担当とAIの役割を分けておくと、制作過程を話しやすくなります。

AIを自分の学習や仕事の準備に使いたい方は、RIALAをご覧ください。

参考にした公式情報

2026年10月27日時点で確認しました。職種設定、経歴、質問、回答、記録表は本記事独自の架空教材です。