読書ノートをAIで作るときは、「原文に書かれていること」「AIが整理した要点」「自分が考えたこと」を分けて残します。要約だけを保存するより、根拠の場所と自分の疑問を添えると、後から読み返す際に内容を確かめやすくなります。
NotebookLMは、現在の公式案内ではGemini Notebookと表記されています。この記事では従来の名前でも探せるようNotebookLMを併記し、パソコンのウェブ版を前提に、公式のメモ機能と自作教材を使う手順を紹介します。
使ってよい教材を、一つだけ用意する
まず、自分で書いた文章や、入力・利用する権限のある資料を用意します。公開されている本やウェブページでも、自由に再配布できるとは限りません。共有まで行う場合は、その範囲も確認してください。
この練習では、次の本記事オリジナルの短文を使えます。実在する本の引用ではありません。
題名:短い記録を残す
段落A:
作業を終えた直後に、何をしたかと、次に確認したいことを短く書く。
記録をきれいに整えることより、後で続きを始められることを目的にする。
段落B:
記録には、確認できた事実と自分の考えを分けて書く。
たとえば「資料には日程が書かれていなかった」は確認した事実であり、
「日程を早めに聞いた方がよい」は自分の判断である。
段落C:
記録を読み返したとき、分からない箇所があれば元の資料へ戻る。
短くまとめる過程で、条件や例外を落としていないかを確かめる。
最初から多数の本を一つに入れず、どの資料について質問しているか分かる状態で試します。基本操作はNotebookLMの使い方を参照してください。
ノートブックに追加し、要点と根拠を聞く
公式の案内では、ノートブックを作成してソースを追加し、チャットで内容について質問できます。上の教材をテキストとして追加し、資料名を分かる名前にします。
この資料の要点を整理してください。
各要点について、根拠となる段落A・B・Cを示してください。
資料に書かれていない効果や数字は追加しないでください。
要約と、そこから考えられる質問は別にしてください。
この教材なら、「再開しやすい記録を残す」「事実と自分の判断を分ける」「不明点は原文へ戻る」が要点になります。AIが「記録すれば必ず生産性が上がる」などの効果を足した場合、元の教材には書かれていないため採用しません。
引用表示がある場合は、その箇所を開いて前後を読みます。公式FAQでは、ソースが短いと個別の引用ではなく資料全体が参照される場合もあると説明されています。引用番号の有無だけで判断せず、原文そのものと照合してください。
自分の考えを、別の欄へ書く
読書ノートは、次のように分けると混同を防げます。表の内容は、この教材に対する記入例です。
| 区分 | 記入例 |
|---|---|
| 資料 | 自作教材「短い記録を残す」 |
| 原文の要点 | 記録の目的を、後で続きを始められることに置く |
| 根拠 | 段落A |
| 自分の考え | 作業の最後に、次に開く資料名も書いてみたい |
| 残った疑問 | 記録が長くなったら、何を削るとよいか |
| 次に試すこと | 次の練習で、事実と判断を別の行に書く |
「次に開く資料名を書く」は原文の記述ではなく、この例の読み手が考えた案です。AIが提案した案なら「AIからの提案」と記載し、自分が考えたこととして混ぜないようにします。
回答を保存するメモと、自分で書くメモを使い分ける
公式ヘルプでは、チャットの回答から「メモに保存」を選べます。ただし、この方法で保存した回答のメモは編集できないと案内されています。
自分の考えを追記したい場合は、Studioのメモ欄から「メモを追加」を選び、別のメモを作ります。必要な要点を転記し、資料名と根拠を残したうえで、自分の感想や疑問を書きます。
| メモの種類 | 使う場面 |
|---|---|
| 回答を保存したメモ | 確認したAIの回答を、そのまま記録する |
| 自分で追加したメモ | 要点と自分の考えを分けて追記・整理する |
公式ページでは、このメモ機能はモバイルアプリで未対応と案内されています。スマートフォンのアプリに同じ操作が見つからない場合は、パソコンのウェブ版で確認してください。
読み上げを補助に使いたい場合はNotebookLMの音声概要も利用方法の一つです。音声で聞いた内容も、必要に応じて原文へ戻ります。
書き出した後は、保存先で内容を確認する
メモはGoogleドキュメントなどへ書き出せます。公式では、書き出したファイル側の編集は元のメモへ同期されず、共有権限も引き継がれないと説明されています。
保存後は、どちらを今後更新するか決めます。公開する場合は、元資料の引用や機密情報が含まれていないか、共有先の設定も確認します。
教材を読み込めない場合はNotebookLMでソースを追加できないときの確認を参照してください。まず一つの資料で、要点、根拠、自分の考えを分ける練習から始められます。
AIを使った学び方を継続して試したい方は、RIALAをご覧ください。
参考にした公式情報
2026年10月27日時点で確認しました。短文教材、ノート記入例、依頼文は本記事独自のものです。画面・名称・機能の対応状況は変更される場合があります。