学習の相談を続けていると、「前に使った資料はどこにあるか」「今回はどの条件で頼むか」が分からなくなることがあります。ChatGPTのプロジェクトでは、関連する会話、ファイル、共通指示を一つの場所にまとめられます。テーマを決め、前提を置き、作業ごとに会話を分けると、継続して使いやすくなります。

この記事は2026年10月27日の公式情報に基づく手順ガイドです。以下は個人学習を題材にした練習例で、実際のアカウントを操作した記録ではありません。

プロジェクトにまとめる単位を決める

「AIのこと全部」ではなく、「英語メールを練習する」のように、しばらく続けたい目的を一つ決めます。資料も回答の確認方法も共通にできる範囲にすると、探す手間を減らせます。

単発の質問なら通常のチャットで始められます。操作に慣れていない場合は、ChatGPTの基本的な使い方を先に確認してください。

学習用なら、次のように材料を分けます。

置くもの教材の例
共通の前提仕事の英語メールを練習したい
参照資料自分で作った表現メモ
毎回の会話依頼メール、日程調整、復習
残す成果自分が間違えやすい表現の整理

実際の取引先のメールを使わず、自分で作った例文でも練習できます。

資料を集め、共通指示を決め、会話を分けて学習を続ける概念図
テーマの前提をそろえ、練習する内容ごとに会話を分けます。

作成して、共通の資料と指示を追加する

公式ヘルプでは、サイドバーの「New project」から名前を付けて作成します。資料はプロジェクトに追加し、共通の指示はメニューの「Project settings」に設定します。ファイル数などの利用条件はプランによって異なります。

最初の資料は短いテキストで十分です。例えば、「自分が練習したいこと」という名前で、次の内容を用意します。

練習の目的:仕事の英語メールを自分で書けるようになる
扱う場面:日程調整、確認のお願い、お礼
最初に自分が短い英文を書く
意味が伝わるかを確かめてから、自然な表現に直す
実在する相手の名前やメール本文は教材に使わない

プロジェクトの指示には、毎回守ってほしい進め方を書きます。

このプロジェクトでは英語メールを練習します。
私の英文に対し、伝わる意味、直す箇所、修正例の順で答えてください。
最初から完成した長文を作らず、私が書いた文を起点にしてください。
相手との約束、期限、金額は追加しないでください。
文法用語を使う場合は、短い日本語で説明してください。

プロジェクトの指示は、そのプロジェクト内で適用され、全体のカスタム指示より優先されます。全体にも同じルールを重ねすぎると管理しづらいため、テーマ固有の内容はここにまとめます。

作業ごとに会話を分け、確定した成果を残す

日程調整の練習と、お礼のメールの練習は別の会話にします。会話名を題材に合わせると、後から見直しやすくなります。

今日は日程調整の練習です。
私が英文を書くまで、模範解答は出さないでください。
相手に都合のよい日を尋ねる場面を、日本語で一つ提示してください。

練習後には「今回、自分が直した箇所を短くまとめて」と頼み、自分で内容を確認します。再利用したい回答は、公式案内にある「Add to project sources」から資料として残す方法もあります。

ただし、誤った回答を確認せず保存すると、後の練習でも間違った前提を使うおそれがあります。完成した教材として残す前に、元の文や辞書などと照らし合わせます。

既存のチャットを移すときに見ること

移動できる会話には、チャットのメニューに「Move to project」が表示されます。移動後は、そのプロジェクトの指示と資料の影響を受けます。すべての会話が移動できるわけではなく、GPTで作ったチャットなど対象外のものもあります。

長い会話を丸ごと移す前に、不要な題材や古い条件が混ざっていないか確認してください。必要な成果だけを短い資料にまとめ、新しい会話で始める方法もあります。

メモリと共有の範囲を確認する

プロジェクトのメモリには、通常のメモリと、プロジェクト内だけを参照する設定があります。現行の公式案内では、設定画面で変更でき、反映まで数時間かかる場合があります。共有プロジェクトはプロジェクト専用のメモリになり、通常のメモリへ戻せません。

「フォルダを分けたから、外の情報は一切参照されない」とは判断せず、自分の画面とプランの条件を確認します。メモリの基本は記憶内容の確認と削除で整理しています。

個人学習で使うなら、最初から共有する必要はありません。共有する場合は、会話、資料、参加者に見える範囲を確認します。入力する情報の整理にはChatGPTに個人情報を入れる前の確認も役立ちます。

まずは一つのテーマで、資料一つ、共通指示一つ、練習の会話一つから始めてください。使いながら整理する方法を学びたい方は、AI実践コミュニティRIALAをご覧ください。

参考情報

公式情報の確認日:2026年10月27日。教材と依頼文は本記事用に作成しています。